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「あうぅ…今日はいっそうと暑いきん…」 夏の休日、瀬戸燦はせまり来る猛暑に耐えかね水浴びをしようと風呂場へ向かっていた。 巻は外出中、留奈は仕事でいない。 いつも巻と一緒に入浴していた為、寂しくもあるがたまには一人でのびのびとお風呂に入るのもいいだろう、 そう考えている間に、燦は風呂場へと辿り着く。 しかし燦はある重大なことを見落としていた、あるいは暑さでまともな思考が保てなかったのかも知れない。 先ほど、自分の夫である満潮永澄が「シャワーを浴びてくる」と言った事を完全に失念していたのである。 燦は脱衣所に入ると、一刻も早くこの暑さから解放されたい一心で服をてきぱきと脱いでいく。 美しい裸体をさらけ出した燦は楽しみを抑えきれない表情で風呂のドアを開ける。 そこには生まれたままの姿で水浴びをする旦那の姿が在ったのだった。 「な、なな…永澄さん……」 目の前の光景に、燦は顔をゆでだこの様に真っ赤にして口をパクパクさせる。 いつもの様にハウリングボイスを放てなかったのは見惚れてしまったからだ、 逞しく成長を遂げていく自分の最愛の夫の裸体に。 (永澄さんの身体…あんなに逞しく…) 浴室にザーッとシャワーの音が響く。 頭から水を浴びているせいか永澄は目を閉じまだこちらに気付いていない。 今なら間に合う、くるっと回れ右をしてこの場を後にすればいい。 そう思うものの、燦は永澄から目を離すことが出来なかった。 高鳴る鼓動を抑えて燦はじっくりと永澄の筋肉の付いた腕や脚に視線を這わせる。 燦は日に日に漢らしさを増していく永澄の身体に完全に魅了されてしまっていた。 燦の体が熱くなる。永澄のあの腕に抱かれたい、自分を強く抱きしめて欲しい。 そしてそのまま二人は唇を重ねて……。 「…って、何考えとるんじゃ私は~!?」 心に中に湧き出て来る欲求を燦は頭を左右に振って払いのける。 こんな淫らな発想をしてしまうなんて今日の自分はどうかしている、 自分の秘所が熱を帯びてくるのもきっとこの暑さのせいだろう、 燦はひたすらそうだそうだと自分に言い聞かせた。 「あの…さ、燦ちゃん…??」 突然、声をかけられ燦はハッと我に返る そ~っと顔を向ければいつの間にか水浴びを終え、狼狽する永澄の姿が在った。 永澄も目を開ければいきなり目の前に裸の燦がいるとはまず思わないだろう。 だからこそ彼は混乱し、燦へと身体を向ける際に自分の股間を隠すことを忘れてしまっていた。 そうなると当然、燦の視線が永澄の股間へと注がれる。 (あ、永澄さんの…大きい……) しばらく気まずい沈黙が流れ、燦が咄嗟にきりだした。 「ご、ごめんなさい永澄さん!お風呂にいるって知らんかって…! す…少ししか見とらんからっ!」 両腕をせわしなく振り早口にまくしたてて、燦は踵を返し風呂場を去ろうとする、 がさっきまで永澄が水浴びをしていたために床は水浸しになってしまっていた。 そして燦は見事なまでにつるんと足を滑らせる。 「きゃあ!」 「!!燦ちゃん!」 燦が体制を崩し悲鳴を上げるのと同時に永澄は人間離れしたスピードで燦へと近づき庇うように自分の懐へと抱き寄せる。 やや間があってドスンと重い衝撃音が風呂場へとこだました。 「燦ちゃん、大丈夫だった!?」 「うん、ありがとう永澄さん」 開口一番、大げさなまでに自分を心配する永澄の様子に燦は嬉しげに返事をする。 永澄に抱かれて温もりに浸る燦だったが自分の足にある違和感を感じた。 「あっ、やっ…足が…!」 二人して横倒しになったため、燦の足が床のまだ水が残っている部分に接触していたのである。違和感の正体を理解した瞬間、燦の下半身は光を放ち、人魚のソレへと変化した。 「あはは…元にもどちゃったね、今タオル取って来るから」 「…永澄さん、待って…」 そう言って優しく笑いかけて緊張をほぐそうとしてくれる永澄に、燦はもう自分を抑え切れなかった。 貴族の魔の手から助けだされ、永澄と抱きしめ合い、 互いの気持ちを確かめ合ったあの日から、燦の中にじわじわと積もっていた感情が溢れ出す。 また永澄の裸体を目の前にした事が更にその気持ちに拍車をかけていた。 タオルを取りに行こうと身体を起こし燦から離れようとする永澄、 だが、燦は鱗に覆われたピンク色の下半身を永澄の足へと絡ませてそれを許さない。 まるで永澄は自分のものだと主張するかのように…。 永澄が戸惑った声を出すと燦はさらに身体を密着させて来る。 燦の柔らかい乳房が、永澄の胸板へと押し付けられてムニュリと歪み乳首が固くなっていく。 永澄の温もりをもっと感じたい。 最早、燦の思考は完全に永澄への想いで支配されていた。 「永澄さん…」 「…燦ちゃん」 甘い声で囁き、切ない表情で燦は永澄を見つめる。永澄はそんな燦の姿に心をうたれて燦をさらに強く抱きしめた。 燦もそれに応え、密着させた身体を永澄へと擦りつけていき、どちらからともなく顔を近づけて口付けを交わす。 燦の口に永澄の舌が入れられ、彼女の口内をねっとりとしゃぶりつくす。 永澄の攻めが止まると今度は燦がお返しとばかりに永澄の口内をじゅるじゅると貪った。 (永澄さんの口の中…すごい甘くて、美味しい!) しばらくして燦と永澄は名残惜しげに唇を離す。 二人の口の間から艶やかな糸が垂れてキラリと輝いた。 「あぁ…永澄さん…」 「はぁはぁ…燦…ちゃん」 あまりの気持ちよさにある種の感動すら覚えた燦はうっとりと永澄を見つめる、 燦の潤んだ瞳に吸い込まれそうになり思わず永澄は顔を伏せてしまう。 「だめ、永澄さんもっと…私を見て…」 燦は永澄の顔に両手を添えて、自分の方へと向き直させる。 永澄の視線が再び自分の全身に注がれるのを感じて燦は悦びに打ち震えた。 永澄から送られる、情欲に染まった視線がこんなに気持ちいいなんて…! 永澄に見つめられただけではぁはぁと息を切らし、軽くイってしまいそうになる。 そんな状態ながらも、燦はさらに乳房を揺らしたり、腰をくねらせる等してその美しい身体を永澄に見せ付けていった。 「燦ちゃん、とても綺麗だよ…」 「はぁ、はぁ…んっ…永澄さん、嬉しい…!」 永澄に褒められて、燦は心の底から喜ぶ。その時、燦は鱗の部分に何か固いものが当たるのを感じた。見れば永澄のアレがさっき見たときよりも膨脹していてその存在感をアピールしていた。 「こ、これはその…さ、燦ちゃんが可愛かったからつい…!」 「永澄さんったら、恥ずかしいわぁ…」 永澄の言い訳に燦は言葉通り、若干恥ずかしそうにしながらもまんざらでもない様子で微笑み、何か良い事を思いついたような表情で自分の下半身を永澄の男根へと擦りつけた。 「永澄さんに、特別ご奉仕じゃきん」 燦は上へ下へぴちぴちと、下半身を動かす。鱗のしゃりしゃりとした感覚が勃起した男根を擦り刺激を与え永澄を快感へと誘う。 先端からは汁が溢れ、燦の鱗をぬめらせて行く。しっとりと濡れた鱗はさらにすべりを滑らかなものにし、上下するスピードが上がっていく。 「いいよ、燦ちゃん、凄く気持ちいいよ!」 「あぁん、永澄さん、もっとぉ…私で気持ちようなってぇ!」 自分の奉仕で永澄が喜んでくれている、燦にはそのことがたまらなく嬉しかった。 愛する夫に行う奉仕の想像以上の幸せに、燦の胸が高鳴り身体をぶるっと震わせる。 あられもなく快感によがり息を荒げる永澄、燦は永澄のそんな姿でさえ愛おしく思えてしまう。また鱗の奥に存在する自分の秘所が永澄を求めて止まないことを燦は確かに感じ取っていた。 「うっ、燦ちゃん、出るよ…!」 「あは、永澄さんのが、こんなにいっぱい…」 限界をこえて、とうとう永澄は果てた。勃起したモノの先端からは白く粘りを帯びた液体が勢い良く飛び出し燦の鱗を白く染める。 燦は自分の鱗へと大量にかけられた永澄の精液をみて嬉しそうに微笑み、手でソレをすくい取り自分の口へと運ぶ。 「永澄さんの精液、おいしい…」 燦は口の中にじっくりと染み込ませるようにして、永澄の精液を味わう。 自分の精液を艶やかに食す燦の色香に永澄の、一度射精したことにより縮んでいたモノが再度、勃起し始めた。 「永澄さんの、また大きくなっとる」 目を永澄の股間に向けて、燦はまじまじと元気なソレを見つめる。 永澄の全てが欲しい、永澄に自分の全てを捧げたい。 燦の溶け始めた理性は牝の本能へと変貌して行き、永澄を求める声が頭の中に響き渡る。 「永澄さぁん、私のここが…永澄さんを、欲しがっとるんよ…」 燦は身体に力を入れて、へその少し下にある鱗へと手を伸ばし左右に広げる。 すっと鱗が割れ始め、燦の桜色の秘所が露になった。 永澄は喉を鳴らし、燦の秘所を見つめる。大きく開かれた割れ目からは少し中身が見えていて、ひくひくと蠢いているのがわかった。 永澄は今すぐにでも飛び掛りたい衝動を抑えながら、燦は優しく抱き寄せる。 燦の長く透き通った髪がふわりと永澄の身体をくすぐり、甘い香りが鼻へと入ってきた。 「…燦ちゃん、本当にいいの…?」 息を荒げ、しかしあくまでも冷静を保つように精神を集中させた永澄の問いに燦は頬を染めて小さく頷く。 「…私は永澄さんのお嫁さんじゃきん、旦那に自分の全てを捧げられんで何が妻か……任侠と書いて人魚と読むきん!」 「燦ちゃん…」 少し調子を取り戻したのかいつもの様に啖呵をきる燦に、永澄も緊張がほぐれた様子で微笑む。 「私の心も身体も全部、永澄さんにあげたいんよ……貰ってくれる…?」 「ああ、もちろんだよ!燦ちゃん」 「…嬉しい、私…幸せじゃぁ…永澄さん」 凛々しい表情から一変、今までに見た事の無い媚びに満ちた顔で燦は永澄に問いかける。 永澄は燦の不安を消し去るように力強く頷き答えた。 永澄は鱗に浮かび上がった割れ目にそっと手を近づけていく。 優しくゆっくりと中に指を進入させると燦が、ああんと気持ち良さそうに妖艶な声を漏らした。 燦の膣内は暖かく、生々しい感触が永澄の指に伝わる。 「燦ちゃんのここ、もうこんなに濡れて、ほぐれてるよ…」 「な、永澄さん…の…エッチ…」 永澄の台詞に今更ながらに恥ずかしくなりならも喜びを感じる燦、今の彼女には永澄に言われること、為されること全てが快感になっていた。 永澄は腰を浮かせると、燦の秘所に自分の男根をあてがう。ガチガチに固まった永澄のモノを見て燦はごくりと喉を鳴らした。 「燦ちゃん、いれるよ…」 「はい、永澄さん…」 永澄が挿入の宣言をし、燦が期待に満ちた声で答えた。 そして永澄は少しづつ、燦の中に自分の分身を沈み込ませていく。 「あぁぁああああああああっ!!」 卑猥な音を立てて永澄の熱を帯びたモノが膣内に入ってきた瞬間、燦は体中に駆け巡る痺れるような快感にたまらず声を上げた。 「はぁ…くぅ…燦ちゃん、大丈夫…?」 「だ…だい…じょう…ぶじゃきん…永…澄さ…ん 私の中、あうっ…気持ちええ……?」 「うん、燦ちゃんの中、熱くて気持ちいいよ…」 人間にとって人魚である自分の中は気持ちいいのだろうか?と不安を抱えた燦は永澄の尋ねる。 そんな燦の不安は、快楽に耐えながら返事をかえす永澄の姿で消し飛んだ。 永澄が自分の身体でこんなにも気持ちよくなってくれている…! 永澄の人魚としての自分を受け入れてくれている…! 感激のあまり燦は目に涙を浮かべ、永澄に抱きついたのだった。 「じゃぁ、動くよ…燦ちゃん」 「来て…永澄さん……」 意を決した様に永澄が腰を動かし、燦の身体が衝撃で揺さぶられる。 浴室にパンパンと激しく打ち付ける音が響きわたった。 「あぁん!やぁ、あひぃぃぃ!!いい…!き、気持いいひぃぃぃ! 永、澄しゃあ…ん!もっとぉ、もっとぐちゃぐちゃに掻き混ぜてぇ!」 膣内で永澄のモノが暴れるたび燦は、本能のままに叫ぶ。ただひたすら快楽を求めて永澄へと懇願するさまはまるで獣のようだ。 普段の燦からは想像できない痴態に永澄は、昂ぶりピストン運動を激しいものにしていく。 また燦の柔らかな乳房にも手を伸ばし、こねくりまわして時々乳首もつねっていく。 永澄に弄られ秒刻みで増幅する快感に、燦は長い髪を乱れさせて、淫らに喘ぐ。 永澄のモノが更に深く燦の中に沈みこみ、子宮を突きはじめた 「ひゃあん!!こんなの…気持ちよすぎじゃぁ!、わたひ、 へんになっちゃうぅ!あひぃぃぃ!!」 永澄が奥を突くたびに、最初とは比べ物にならないほどの何倍もの快感が押し寄せて来て燦の脳を麻痺させる。 自分でも気付かぬうちに、燦は鱗に覆われた自分の下半身を振り今以上に快楽を貪ろうとしていた。 「あぁん、永澄さぁん!、好きっ、好きぃ!大好きぃぃ!!」 「オレも燦ちゃんの事、大好きだよ…!」 「あぁ!嬉しいぃ、私は、永澄さんだけの…物じゃぁ…!愛してる…きん…!」 完全に理性を失った状態で燦は永澄へと、自分の想いを告げる。 燦は普段、任侠を重んじる性格からかあまりそう言った甘い言葉をはくことはない。 その反動ゆえか、理性を無くした燦は心の中にある永澄への想いを狂ったように告白し続けた。 永澄もまた燦への気持ちを真っ直ぐに伝え、それがさらに燦の心に熱をともす。 「くぅ!燦ちゃんの中がまた締め付けてきて…!」 「あっ、ああ!、永…澄さ…んのがぁ!すごぃ…気持ちいいぃんよ!!」 「燦ちゃん、オレ、もう…出すよ…!!」 「永ひゅみさぁぁん!私、イク、イクゥ!イッちゃうぅぅぅぅ!!」 互いの気持ちを赤裸々に伝え合いながら、昂ぶりあい二人は遂に絶頂を迎える。 そうして、燦の心と身体は完全に永澄へと捧げられた。 永澄の熱い精液が燦の膣内を満たし、収まりきらなかった分がこぽこぽと結合した部分から伝い落ちる。 「燦ちゃん、今日はありがとう」 「ううん、お礼を言うのはこっちじゃきん、ありがとうな永澄さん」 行為を終えて、繋がったままの状態で抱擁を交わす燦と永澄。 燦はとてもすっきりとした笑顔で永澄へと顔を向ける。 永澄もまた笑顔を燦に向けて二人はもう一度深いキスをした。 舌を絡ませあい、唾液を交換してから唇を離す。 「永澄さん、また私とこんな風に、エッチして…」 唇に一指し指と中指を当てながら、見るもの全てを魅了してしまいそうなほど艶やかに微笑む燦。 そんな燦の姿が永澄の目には真夏の太陽に負けないくらい輝いて見えたのだった。 おわり 蛇足的後日談~その後の二人~ 「永澄さん、準備できたきん、入るよ?」 「うん、いいよ燦ちゃん」 ガラガラとドアを開けて、燦が風呂場へと入ってくる。 先に裸で待機していた永澄が顔を向けると、そこにはスクール水着にネコ耳を着けた燦の姿があった。 お尻の部分からぴょこりとぶら下っている尻尾は水着の色とは正反対の白色で良く目立っている。 燦が何故こんな格好をしているかというと、永澄のリクエストだからだ。 あの日永澄に全てを捧げて以来、妻は旦那に尽くすものと言う燦の中にあったイメージは 極限まで肥大化して行き、今や燦は永澄の為なら少し無茶な要求でも言うことを聞くようになっていた。 燦にとって永澄が何か自分に求めてくれることがたまらなく心地良いのだ。 「燦ちゃん、よく似合ってるよ」 「永澄さんに褒めて貰えて…嬉しい…」 称えられながら抱きしめられ、全身を巡る気持ちよさに燦の身体からふにゃりと力が抜けて永澄へとしなだれかかる。 もう恥ずかしさは無かった、あるのはただ永澄に褒めれて体中に広がる甘美な快感と幸せだけ。 心身ともに永澄の完全な虜となった燦は心からそう実感する。 「燦ちゃん、こっちにお尻、向けてみて」 「はい、永澄さん」 永澄の指示に、燦は嬉しそうに微笑み身を離す。 そして躊躇すること無く、きゅっと引き締まり綺麗に整った形のお尻を永澄の方へと向けた。 「燦ちゃんのお尻、相変わらず、すべすべしてて、綺麗だ…」 「ひやぁん、永澄さん、そんな事されたらぁ…イッってしまうきん」 ちゅっとお尻にキスをされて、燦は気持ちよさげに身をよじる。 さらに永澄はスクール水着が少し食い込んでいる燦の大事な部分に舌を這わせた。 先ほどから、永澄にべた褒めされてただでさえ気持ちがいいのに 更にこんなことまでされてしまっては、燦が早速発情してしまうのも無理はなかった。 「あぁん!、永澄さぁん、そこ、気持ちいいん!」 ネコ耳と尻尾を可愛らしく揺らしながら、燦は嬌声をあげる。 水着越しとは言え、それなりに強い力で刺激を受ければ感じてしまうのは当然だろう。 永澄の舌がスジに沿うようにして動き、燦に刺激を与えてゆく。 燦の秘所から次第に流れ出す愛液が水着に小さな染みをつくる。 んっと燦が声を発して身体をぶるっと震わせたかと思うと、秘所から大量の愛液が吹き出し永澄の顔を濡らす。 俗に言う潮吹きというものだろう、燦はだらしなく涎を垂らしながら永澄に視線を送りおねだりをする。 「燦ちゃん、可愛いよ」 「永澄さぁん…もっと私を好きにしてぇ…」 永澄は後ろから燦の身体を覆うような形で抱きついて胸を揉み始めた。 両手を使い強弱をつけて、燦の乳房を持ち上げたり、握り締めたりし、満遍なく刺激が行く様に弄る。 すると燦の乳首が固くなり、スクール水着の胸の部分の先端がはっきりと分かる位に膨らんだ。 すかさず永澄は指で乳首を擦ったり、つまんだりと刺激を与える。 燦は切なく甘い吐息を漏らして、永澄にその身を委ねた。 「燦ちゃん、どう?気持ちいい?」 「ひゃうぅ!永澄さん、そこぉ…乳首ええの!もっと弄ってぇ…!」 燦は溶けてしまいそうな快感によがり、喘ぐ。 燦の言葉に永澄は手に力を込め一気に揉みこむ、燦の胸が勢い良くひしゃげて、燦の快楽神経が一気に刺激された。 「ひああぁぁぁぁああああ!!」 そうして燦は二度目の絶頂へと達した。ぐったりとする燦に永澄は優しく身体をこちら側に向けさせて、抱きなおす。 燦は頬をそめて満面の笑顔で永澄の胸板に頬ずりをした。 心なしか尻尾も嬉しそうに揺れているようだ。 「永澄さん、私もう、駄目ぇ…抱いて…」 「うん、燦ちゃん、オレも燦ちゃんの中、に入れたい…」 「永澄さん…好きじゃ…」 二人はお互いに相手が欲しくなって堪らなくなり、目を合わせて微笑みあう。 燦の股間に手を伸ばし、秘所を覆っている水着の部分を横にずらす。 燦もまた永澄の勃起したモノに手をやり愛おしそうに撫でた。 「燦ちゃん、いくよ…!」 「うん、永澄さんの…私にちょうだい…」 そして永澄は一気に、自分のモノを燦の膣内へと挿入した。 度重なる行為のお陰で、スムーズに奥底へと沈んでいく。 「燦ちゃん、燦ちゃんの中…とても気持ちいいよ!」 「わたひもぉ!永澄さんの…大きくてぇ!気持ちいぃぃん、あっ、あぁん、! もっと、もっと突いてぇ…!」 激しい突きに、燦は艶やかな声を上げてさらに永澄を求める。 「あぁぁん、永澄さぁん!、私の…大好きな旦那さまぁぁぁぁあ!」 本能のままに、感じるままに叫ぶ燦。 自分の全てはこの人の物だ、燦は永澄に抱かれながらその決意を新たにする。 そうして永澄から与えられる快楽や幸せに、燦はまた一段と深く溺れていくのだった。 今度こそおわり
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レア度 種別 名前 画像 効果1 効果2 装備中効果 SSR 馬具 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 各突破+10の能力 (例) ☆1 HP1590 移動8 宝具のHP3.0%上昇 (例は作成し終わったら消す) - 効果1 効果2 装備中効果 ☆0 ☆1 ☆2 ☆3 ☆4 ☆5
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男女獣兵 単体 装備重…5 攻撃…16 知力…-32 魔法抵抗…-32 素早さ…8 幸運…-8 命中率…93.6 会心率…30.0 射抜率…0.0 火…-1 水…-1 光…-1 闇…-1 猛毒…-2 封印…-1 射抜…-1 呪殺…-1 主な入手方法 ピラミッド(隠し) 爪に戻る 装備品に戻る アイテムに戻る
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ゲームボーイアドバンス 201601 GBA・本体 GBA・SP本体 アチャモオレンジ8000 GBA・SP本体 キングダムハーツ・チェインオブメモリーズディープシルバーエディション6000 GBA・SP本体 新約 聖剣伝説 デラックスパック5000 GBA・SP本体 NARUTO-ナルト-RPG同梱版・ナルトオレンジ4000 GBA・SP本体 ピカチュウ15000 GBA・SP本体 ファイナルファンタジータクティクスアドバンス パールホワイトエディション5000 GBA・SP本体 ファミコンカラー (製品版)5000 GBミクロ本体各10000 GBミクロ本体 コロコロコミック オリジナル版50000 GBミクロ本体 ファイナルファンタジーIV同梱版11000 GBミクロ本体 ファミコンバージョン13000 GBミクロ本体 ポケモンバージョン28000 GBミクロ本体 MOTHER 3 デラックスパック22000 あ RPGツクールアドバンス3000 アイスエイジ500 悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン5500 ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密2000 アドバンス ガーディアンヒーローズ1400 アドベンチャーオブ東京ディズニーシー1000 アニマル横町~どき☆どき進級試験!の巻~700 アラジン2500 EXモノポリー1000 頭文字D AnotherStage1000 ウィザードリーサマナー1000 宇宙のステルヴィア700 ウルトラ警備隊モンスターアタック (バッチ必須)4500 エアフォースデルタII1400 SDガンダムフォース・講談社連合企画特別版15000 F-ZERO クライマックス2000 F-ZERO for GAMEBOY ADVANCE700 F-ZERO ファルコン伝説1000 エレベーターアクション オールド ニュー7000 桜国 ガイスト1000 黄金の太陽 開かれし封印1000 黄金の太陽-失われし時代-1000 か カーズ1000 カスタムロボGX1000 風のクロノア 夢見る帝国1500 風のクロノア2 ドリームチャンプトーナメント1800 学校の怪談 百妖箱の封印1000 かまいたちの夜アドバンス2500 川のぬし釣り3&41000 川のぬし釣り51300 ガンスタースーパーヒーローズ1500 奇々怪々あどばんす10000 きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険15000 キッドクラウンのクレイジーチェイス600 機動天使エンジェリックレイヤー1400 キャッスルヴァニア-白夜の協奏曲- (オリジナル版)7000 キャッスルヴァニア-暁月の円舞曲- (オリジナル版)8000 キャプテン翼-栄光の軌跡-2200 ギルティギアX アドバンスエディション1000 くにお熱血コレクション1700 くにお熱血コレクション21500 くにお熱血コレクション33000 クラッシュ・バンディクーアドバンス1000 クラッシュ・バンディクーアドバンスわくわく友ダチ大作戦1000 クラッシュバンディクーアドバンス21300 グラディウス ジェネレーション (オリジナル版)2700 ぐるロジチャンプ5000 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶオマケの都ショックガーン1000 クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル1700 ゲームボーイウォーズアドバンス1 21600 ゲゲゲの鬼太郎~危機一発!妖怪列島~6000 傑作選!がんばれゴエモン1・2ゆき姫とマッギネス5500 幻星神ジャスティライザー1000 幻想魔伝最遊記~叛逆の闘神太子~1000 鋼鉄帝国 from HOT・B1200 ゴエモン・ニューエイジ出動6000 ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス1700 コナミアーケードゲームコレクション2500 コラムスクラウン500 魂斗羅ハードスピリッツ2500 さ サイレントスコープ2000 ザ・キング・オブ・ファイターズEX500 ザ・キング・オブ・ファイターズEX21400 三国志英傑伝1000 三国志孔明伝1000 サンサーラナーガ1×2 (オリジナル版)5500 シャイニングフォース 黒き龍の復活1000 じゃじゃ丸Jr.伝承記~ジャレコレもあり候~1300 上海アドバンス2000 ジュラシックパーク3アドバンスドアクション2000 ジュラシックパーク3-失われた遺伝子-1200 ジュラシックパーク3-恐竜にあいにいこう-2000 シルクとコットン700 真型メダロット カブトバージョン800 真型メダロット クワガタバージョン800 人生ゲームアドバンス1000 新・ボクらの太陽~逆襲のサバタ~600 真・女神転生 (オリジナル版)4500 真・女神転生II6000 新約 聖剣伝説400 スーパーストリートファイターIIXリバイバル3500 スーパーチャイニーズI・IIアドバンス1000 スーパードンキーコング3000 スーパードンキーコング23500 スーパードンキーコング33500 スーパーマリオアドバンス21700 スーパーマリオアドバンス31500 スーパーマリオアドバンス41200 スーパーリアル麻雀・同窓会1300 ストリートファイターZERO3アッパー4000 スパイダーマン ミステリオの脅威3500 スペースインベーダーEX4000 ゼルダの伝説 神々のトライフォース 4つの剣3500 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし1700 ZERO ONE SP1000 戦国革命外伝600 千年家族600 ソニックアドバンス800 ソニックアドバンス21000 ソニックアドバンス31000 ソニックバトル600 タイトル買取価格 た 対決ウルトラヒーロー4500 ダウンタウン熱血物語ex1000 ダブルドラゴンアドバンス (オリジナル版)14000 ダライアスR2300 ダンシングソード 閃光4000 探偵神宮寺三郎・白い影の少女600 超魔界村R5000 チョロQアドバンス2700 デジキャラット でじこミュニケーション2 (にょ)2000 デジモンレーシング1000 テトリスワールド1000 伝説のスタフィー3500 トゥームレイダープロフェシー1200 ドカポンQ モンスターハンター700 ドナルドダックアドバンス2800 トマトアドベンチャー2500 ドラえもん かんじよみかきマスター1000 ドラえもん どこでもウォーカー800 ドラえもん 緑の惑星どきどき大救出!1200 ドラゴンボールアドベンチャー1000 ドラゴンボールZ 舞空闘劇1000 トルネコの大冒険2アドバンス2200 トルネコの大冒険3アドバンス2200 な・は ナムコミュージアム (オリジナル版)2500 信長異聞1500 信長の野望2500 ハチエモン800 パックマンコレクション1000 ハテナサテナ700 ハドソンベストコレクションVol.1 ボンバーマンコレクション3000 ハドソンベストコレクションVol.2 ロードランナーコレクション3000 ハドソンベストコレクションVol.3 アクションコレクション3000 ハドソンベストコレクションVol.4 謎解きコレクション3000 ハドソンベストコレクションVol.5 シューティングコレクション3000 ハドソンベストコレクションVol.6 冒険島コレクション4500 バブルボブル OLD NEW5500 遥かなる時空の中で800 パワプロクンポケット1・21500 パワプロクンポケット71200 HUNTER×HUNTER みんなで友達大作戦3700 ヒカルの碁 体験版5000 彼岸花1200 ビット ジェネレーションズ (全7種)各700 ファイアーエムブレム聖魔の光石1300 ファイアーエムブレム封印の剣3500 ファイアーエムブレム烈火の剣3500 ファイナルファイトONE3500 ファイナルファンタジーI・IIアドバンス700 ファイナルファンタジーIVアドバンス (修正版)2500 ファイナルファンタジーVアドバンス1500 ファイナルファンタジーVIアドバンス3800 ファミコンミニ 第1弾ソフト10本+コレクションBOXセット5000 ファミコンミニ 第2弾ソフト10本+コレクションBOXセット5000 ファミコンミニ 第3弾ソフト10本+コレクションBOXセット5000 ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ1200 ファミコンミニ スパーマリオブラザーズ2600 ファミコンミニ 魔界村700 ファミコンミニ パルテナの鏡600 ファミコンミニ メトロイド1200 ファミコンミニ リンクの冒険600 ファミコンミニ Zガンダム(チラシ必須)13000 ファミコンミニ 第2次スーパーロボット大戦 (チラシ必須)24000 ファミスタアドバンス600 ファランクス3000 不思議の国のアリス700 ぷよぷよフィーバー300 プレイノベル サイレントヒル1400 ブレスオブファイア~竜の戦士~1000 ブレスオブファイア2 -使命の子-3700 ホイッスル!700 ぼくは航空管制官900 ボクらの太陽500 ポケモンピンボール ルビー サファイア500 星のカービィ 夢の泉デラックス1800 星のカービィ 鏡の大迷宮2700 ボンバーマンストーリー1000 ボンバーマンマックス2 ボンバーマンバージョン1000 ボンバーマンマックス2 マックスバージョン1000 ま マーメイドメロディぴちぴちピッチ1000 マーメイドメロディぴちぴちピッチ ぴちっとライブスタート!1300 MOTHER 1+2 (オリジナル版)7000 MOTHER 34500 マリー,エリー アニスのアトリエ -そよ風からの伝言- (オリジナル版)3000 マリオ&ルイージRPG500 マリオカートアドバンス500 マリオテニスアドバンス500 マリオパーティアドバンス500 ミッキーとミニーのマジカルクエスト1500 ミッキーとミニーのマジカルクエスト21700 ミッキーとミニーのマジカルクエスト32000 南の海のオデッセイ500 メダルオブオナーアドバンス1000 メタルガン・スリンガー3500 メタルスラッグアドバンス5000 メタルマックス2改 (修正版)4000 メダロットG カブトバージョン1500 メダロットG クワガタバージョン1500 メダロット・ナビ (カブトVer)2000 メダロット・ナビ(クワガタVer)2000 メダロット弐CORE カブトバージョン8000 メダロット弐CORE カブトバージョン (ボンボン限定版)12000 メダロット弐CORE クワガタバージョン12000 メトロイドゼロミッション3000 メトロイドフュージョン3000 燃えろ!!ジャレココレクション700 桃太郎電鉄Gゴールド・デッキを作れ! (初回版)1000 森田将棋アドバンス1500 モンスターゲート1000 モンスターゲート 大いなるダンジョン1200 や・ら・わ 遊戯王デュエルモンスターズ5 体験版10000 幽霊屋敷の24時間800 ユグドラユニオン (初回版)1000 リズム天国2000 リロアンドスティッチ1000 レゴスターウォーズ1500 ロードランナー800 ロックマン フォルテ3500 ロックマンエグゼ31500 ロックマンエグゼ3ブラック (初回版)3000 ロックマンエグゼ5 チームオブブルース1500 ロックマンエグゼ5 チームオブカーネル1500 ロックマンエグゼ6電脳獣グレイガ2200 ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザー2200 ロックマンゼロ800 ロックマンゼロ2600 ロックマンゼロ31000 ロックマンゼロ41600
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その他 ルーク・スカイウォーカー(スター・ウォーズシリーズ) ブルース・ウェイン / バットマン(ダークナイトトリロジー) クラーク・ケント / スーパーマン(DCエクステンデッド・ユニバース) 戻る 黄金の精神@wiki - 黄金の精神の一覧 (ドラマ)
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簡単に自己紹介 名前 : kadayashi 性別 : 男性 年齢 : 成人以上 住所 : 東京郊外 活動開始日 : 2011年11月1日より 公開開始日 : 2013年1月1日より ニコニコ歴 : 2008年からだから、かれこれ4.5年。 IN率 : 現在は週一程度。全盛期(2008年夏~秋ごろ)は毎日のようにみていたが減少しつつある。 好きなネタ : フタエノキワミ、スパイダーマなど(シュールギャグ?)。「ニコニコRPG」本家ももちろん好きだが、これは別格ということにする。ただし作品内では、できるだけ自分の趣味を出さず、訳隔てなく・満遍なくネタを使いたいと思っている。 あまり詳しくないネタ(いわば弱点) : 御三家の詳しいネタ 歌い手・踊り手・実況者にニコ生といった、いわゆる現実の人間が絡むネタ 最近のポケモン、遊戯王、仮面ライダーなど 最新の流行ネタ 嫌いなネタ : 淫夢系 ニャル子 「はがない」「俺の妹」といった、ラノベ色の強い作品 「嫌なら見るな」の法則に従って、こういったものは見ておらず詳しくない。
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主人公 本作の主人公は KAITO とする。 彼を選んだ理由は、ニコニコで人気のキャラであり、ターゲット(視聴者)層に近い20代くらいの容姿であり、元ネタにストーリー性が無いことなどから主人公適性があると判断した。 前作の主人公・ピコ麻呂と比べると若さが目立ち、次世代の冒険であることをアピールできるのも狙いのうち。 選考基準についての詳しい話は下記を参照。 最終パーティメンバー ()内は元ネタ・元作品。左の通し番号は便宜上振ったもので特に意味はない。 KAITO (VOCALOID) 初音ミク (VOCALOID) 巡音ルカ (VOCALOID) 神威がくぽ (VOCALOID) ドナルド・マクドナルド (マクドナルド) J・P・ポルナレフ (ジョジョの奇妙な冒険) チルノ (東方project) イーノック(エルシャダイ) 櫛枝実乃梨 (とらドラ) ヴァンプ将軍 (天体戦士サンレッド) 長門有希 (涼宮ハルヒシリーズ) ネイキッド・スネーク (メタルギアソリッド3) 重音テト (UTAU) 千石撫子 (物語シリーズ) カービィ (星のカービィ) イカ娘 (侵略!イカ娘) 平沢唯(けいおん!) IKZO(俺ら東京さ行ぐだ) 天海春香 (THE IDOLM@STER) 如月千早 (THE IDOLM@STER) 高槻やよい (THE IDOLM@STER) 博麗霊夢 (東方project) 社命丸文 (東方project) ゆっくり霊夢 (東方project二次創作) 泉研 (チャージマン研!) 御坂美琴 (とある魔術の禁書目録) ケンシロウ (北斗の拳) タキシード仮面 (セーラームーンシリーズ) ビリー・ヘリントン(パンツレスリングシリーズ) 暁美ほむら(魔法少女まどかマギカ) 番外 修造(松岡修造) - システム上は道具 以上の31名。多い。 絞りに絞ってこの人数である。 絵下手ですが頑張って描いてみました。 全員揃うとこんな感じになります。 (描き忘れ:やよいのカエルポシェット、霊夢の黄色いタイ・袖部分など、研のベルトのバックル) パーティについてあれこれ メンバーはニコニコオールスターの一覧から厳選した。御三家筆頭は欠かせない。選考基準は下参照。 男女比は、男13人女16人不明2人。 御三家キャラはボカロ(テト入れて)5人、東方(ゆっくり入れて)4人、アイマス3人。ややボカロ推し。 一見人気度が微妙なポルナレフとケンシロウを入れたのは、最近の萌えブームで不足しがちな男成分を補うため。ただこの二人はジャンプオールスターの作品によく出ていて今や使い古されている感じなので、登場に新鮮味が欠けるのが弱点かも。 5人パーティ制を採用するので、全員揃った後は6分割ができる。 このメンバーの他にさらにバックアップ班と二軍メンバーが控えている。 テトとケンシロウは特定条件を満たすことでパーティ加入する。この二人は物語に深く貢献するものの、最終的にパーティに入っていなくてもゲームクリアが可能である。 テトはミクと多少キャラがかぶるので、入れるかどうかかなり迷ったが結局、条件付の加入とした。VIPの嘘から生まれた使い捨てキャラが、徐々にニコニコで人気を博し、オールスター入り・本作のメインキャラの一人になるという、メタのシンデレラストーリーが何気に気に入っている。 何人かチートな奴がいる。 二軍落ち候補として、前線よりも支援に向いているタキシード、ブームが過ぎて人気度が微妙なみのりん、RPGのキャラとして正当派過ぎるがくぽ、パーティインしていることで空気化のおそれがあるドナルドなんかが挙がる。 ちなみに過去一軍に採用した後に二軍落ちしたキャラに翠星石・蒼星石(人気度が微妙、戦力不足)がいる。 選考基準(パーティ適性) 再生数50万再生以上の動画が3つ以上あること(人気度)これが基本である。消えた動画やその時期もわかる範囲で考慮する。 ニコニコオールスターと呼ばれる、ユーザ間でなじみのキャラ・ネタであること(知名度・定着度)キャラの知名度も元ネタの知名度も必要。 動画数最低200以上ただし少数精鋭のネタもあることはある ランキングの上位である(あった)ことただし工作・宣伝もあり、その時期の放送アニメなどは大抵ランクインしてしまうので、これだけでは基準として弱い RPGの戦闘がこなせる・こなせそうであることRPGのプレイヤーキャラとしては強すぎる(弱すぎる)性能だとか、戦闘に向かないとかはダメ 前作のプレイヤーキャラクターでないこと今作では極力前作でプレイヤーとして活躍したキャラ以外のキャラに活躍してほしい趣旨のため。 ミクだけは圧倒的な人気のために例外とした。 前作の設定に矛盾していないこと 確定したキャラ同士の性格、その他主人公の味方としての適性仮定で組んだパーティ全体の空気・風紀などを考慮。 悪役向きや、極端に協調性に欠けるキャラは落とす。この作品は王道路線を予定しているのでそういった者は仲間として不適切。 確定したキャラ同士がキャラかぶりしていないことテトがこれに引っかかったが結局入れた。 主人公適性 主人公の選考についてはここからさらに絞り込む ターゲット(視聴者)層に近い容姿・年齢であること十代後半から二十代あたりの若者であること。精神的に子供でも大人でもあることが望ましい。主人公が渋めのおっさん(ピコ麻呂)であった前作とは差異化をはかりたい。 元ネタ作品で主役経験、メインでの扱いがなされていないことそもそも元ネタにストーリー性が無いのなら、それに越したことはない。 かといって、脇役向きのキャラクターでもないことこの辺難しい。キャラが十分に立っていて、誠実で強い意志が感じられるといえばいいのか。 王道展開・シリアス展開・ギャグ展開になじむこと その他、作者(私)の心証が良いこと などなど様々な審査の基準を最終的にクリアしたのが、KAITOとがくぽである。当初はがくぽを主役で行こうとも考えていたが、キャラ付けしていくうちにかえって主人公の適正が損なわれてしまったので、KAITOを主役にし、がくぽはその兄もしくはライバル的なポジションにすえた。 コメント蘭 名前 コメント
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黄金の精神 ◆VvWRRU0SzU 「こちらはJアーク、キラ・ヤマト。もしこの声が聞こえていたら、応答願います。こちらはキラ・ヤマト、戦う気はありません」 補給を済ませ、休息を取っていたアイビスの耳に届いたのは少年の声だった。 食べかけのパンを放り出し、慌てて物陰に伏せさせていたネリー・ブレンのもとへ戻る。 発信源を探すまでもなかった。声の主は巨大な戦艦で、なんら警戒もせずに街の中央に陣取っている。 あの位置からならクルツの機体が引き起こした爆発の痕跡を見てとれるだろう。 声の主はここで大規模な戦闘があったと推測し、生存者がいないか呼びかけているのだ。 呼びかけに応じるかどうか、逡巡する。 見たところあの機体、いや戦艦は100mはあろうかという威容で、大してこちらのネリー・ブレンはせいぜい10mといったところ。 機動性はさすがに勝っているだろうが、そこかしこに見える砲門やミサイル発射管は凄まじい火力を容易に連想させる。 こちらは一度でも直撃を食らえばそこで終りだが、あの巨艦はたとえ全力でチャクラ光を放ってもそう簡単に落ちはしないだろう。 戦力差から接触すべきではないか、という結論に落ち着きかけたところで、再び声が響く。 「もし誰かいるのなら、聞いて下さい。僕は主催者に反抗する仲間を求めています。 たしかに脱出するより勝ち残る方が生きて帰れる確率は高いのかもしれません。でも、それではダメなんです。 たとえ優勝できたとしても、その人が無事に解放される確証なんてないし、もしかしたら用済みだって殺されるかもしれない」 声にはどんどん熱がこもってきた。誰かに聞かせているというよりは、自分の中の想いを言葉にして確かめているという印象だ。 「僕には戦うことを……生きることを否定することはできません。大事な人が殺されたのなら、殺した誰かを憎む、ことは……当然のことです。 でも、この世界ではそれが全てではないはずです。襲われたから、撃ってきたから撃ち返した、そんな人もいるでしょう」 アイビスの脳裏に今はもういない人の顔がよぎっていく。 自分を守って死んだジョシュア、シャア、クルツ、ラキ。そして彼らを殺したギンガナムに抱いた目も眩むほどの殺意。 「僕も、友達を……大事な人を、失いました。一度はその人たちを生き返らせたいと思ったこともあります。 でもきっと、彼らはそれを望まない。誰かの命を対価に生き返ることを、そのために僕が誰かを殺すことを、絶対に許しはしないでしょう」 彼らはどうだろうか? もしアイビスが戦い、勝ち残ることで生き返ることができるのなら、望むのだろうか? ……考えかけて、しかしそう考えること自体が、命を賭けて自分を守ってくれた彼らに対する侮辱になると、思った。 「だから僕はこの戦いの原因を討ちます。無謀なことだけど、それがきっと、みんなの……もういない人たちへの、弔いになると思うから」 まず生きることを考えていたアイビスに、その声は道を示してくれたような気がした。 勝ち残るよりも、主催者を倒して、生きて帰る。それこそが彼らに報いるただ一つの――― ふとモニターを見れば、戦艦が回頭していく。応答はないと判断し、ここを離れるようだ。 「もしこの声を聞いていて、でも信用できないと思う人がいるなら。僕は次の放送の時にE-3地点にいます。 そこに多くの人を集めて、話し合うつもりです。少しでも戦いたくないと……優勝以外の道があると思うのなら、来て下さい。 僕は、僕のできる限りの力で、戦いたくないという人を守ります。だから、」 「待って!」 気がついたら叫んでいた。まだ喋っている途中だった戦艦の主は、突然響いた自分以外の声に驚いたか言葉を切った。 ネリー・ブレンを浮上させる。ほどなく、戦艦もこちらに気づいて転回した。 「あなたは……?」 「この機体はネリー・ブレン……私はアイビス。アイビス・ダグラス。戦うつもりはないよ」 砲門が向いていても、きっとあの声は撃たない。アイビスはそう確信していた。 いかに機体に自信があろうと、戦いに積極的ならああも無防備に隙を晒すことはないはずだ。 「あたしは……あたしも、ここから生きて帰りたい。勝ち残る以外の方法で。でも、一人じゃどうすればいいか、わからなくて、ええと、なんていうか……」 威勢良く声を上げてしまったが、まだ何を言えばいいか頭の中で纏まっておらずしどろもどろになった。何か言わねば、と焦って口にしたのは。 「つまりその、そう、あたしもあの化け物を倒すのを手伝いたい! ……ってことなんだけど……」 端的だが、言ってしまえばこれがまさに自分のすべきことだという気がしてきた。 どのみちそろそろ動かねばならないと思っていたし、少なくとも好戦的ではないであろう少年は情報交換などの接触の相手としては申し分ない。 「……」 「……あの、何か言ってほしいんだけど」 「あ、すみません! ええと、僕と一緒に戦ってくれるんですか?」 「うん、さっきの演説聞いちゃったしね。よろしく……キラ」 「あ……よろしく、お願いします。アイビスさん」 「呼び捨てでいいよ。そんなに歳離れてなさそうだし」 こうして、共に大事な人を失いながらも歩みを止めない少年と少女は出会った。 □ やってみて良かった、キラは心底そう思った。あれだけの爆発の痕跡からして、正直なところ生存者はいないと思っていた。 キラとしてはこの後接触するであろうナデシコとの対話に向けての予行演習のような気分で喋っていた。 そこにまさか応答が、それも自分の目的に賛同する者が現れるとは。 ロジャーと別れた後(いつの間にかいなくなっていたソシエは、まあロジャーと一緒なら大丈夫だろうと考えることをやめた)、補給の必要のないJアークでは補給ポイントに寄る意味もなく、ならば市街地で人を集めようとこのD-3地点に赴いた。 薙ぎ倒されたビル、穿たれたクレーターなどそこはなにか凄まじい戦闘があったと感じさせる様相を呈していて、しかし見えるところに健在な機体は認められなかった。 トモロにはあまり意味がないと諭されたが、それでもキラは呼びかけずにはいられなかった。 故郷ヘリオポリスが壊滅した時のように、取り残された誰かがいるかもしれないと思ったから。 アイビスという少女と接触後、ネリー・ブレンという機体を甲板に係留し、ブリッジにアイビスを通した。 まずお互いに改めて自己紹介をし、情報を交換していく。 『トモロ0117だ。よろしく頼む』 「わっ!? 何、誰?」 「トモロはこのJアークの制御AIなんだ。僕の仲間だよ」 といった一幕もあり、支給された食糧で慎ましくも穏やかな時間が流れた後。 『キラ、この空域に接近する機体がある。これはF91だ』 「F91……ジョナサンさんが! 無事だったんだ」 もはや懐かしい気分すらする、キラの最初の仲間。 偵察に出ると言ったきり戻ってこなかったが、こちらがダイの討伐に動いたことも合流できなかった原因の一つでもある。とりあえずは謝ろう、と思い、通信を行う。 「こちらはJアーク、キラ・ヤマト。F91、応答して下さい」 「……こちらはガンダムF91、アムロ・レイ。キラ・ヤマト、その白い戦艦がJアークか?」 場所を示す意味も込めて呼びかけるが、帰ってきた声はキラの知らない、だがアイビスの知る声だった。 「……え?」 「アムロ……!? アムロ! あたし、アイビス! 無事だったんだ!」 「アイビス、君も無事だったか。君がその戦艦と一緒にいるということは、信用できる仲間ということか」 アイビスはいきなり呆けたような顔になったキラを押しのけ、通信管に向けて叫んだ。 やがて現れたF91はJアークの前で停止した。その姿はキラがジョナサンと別れた時と違い、激しい戦闘を潜り抜けたことを示すように傷つき、薄汚れていた。 「Jアーク、着艦許可を求む。俺は戦う気はないし、そこにいるアイビスの仲間だ」 「キラ、アムロは信用できるよ。それにすごく強いんだって。これできっとなんとかなるよ!」 「……アムロ、さん。すみませんが僕はまだ、あなたを信用できません」 喜ぶアイビスにキラの返した声はしかし張りつめたものだった。 「ど、どうしたの? アムロは敵じゃないって」 「ごめん、アイビスは少し黙ってて。……トモロ、ジェネレーティングアーマー、いつでも動かせるようにしておいて」 『了解だ、キラ』 俄かに緊張しだしたブリッジで、アイビスはキラを制止しようと操縦席に座る彼の横に立った。 だが強い緊張に強張る横顔を見て口を開けない。まるで敵と戦っているような顔だった。 「……確かに俺と君は面識がない。だが、アイビスから聞いてくれればわかる。俺は戦いに乗っては」 「じゃあその機体はなんですか。それは元は僕に支給されたもので、今は別行動している仲間が乗っていった機体です。 それに、別れたときはそんなに傷ついていなかった。疑う理由としては十分じゃないですか」 アムロに最後まで言わせず、キラは畳みかけた。ジョナサンはたしかに全面的に信用するにはどこか抵抗のある男だったが、だからといって殺して機体を奪ったのなら信用などできるはずもない。 アイビスの様子を見やれば、衝撃を受けたような顔だった。 仲間が人殺しかもしれないと言っているのだから当たり前かな、とキラは胸に痛むものを感じ、しかし追及の手は緩めない。 「あなたがアイビスと別れたとき、乗っていたのは戦闘機だったと聞いています。僕の仲間を殺して奪った、その可能性がないと言い切れるんですか?」 「で、でもアムロはそんなこと……!」 「……アイビス、俺が話す。君は口を挟まないでくれ。 さてキラ、その証明はできない。だが俺からも一つ聞こう。 もし俺が君の言うとおり君の仲間を殺してこの機体を奪ったとして、君はどうするつもりだ? 俺を仇として討つのか?」 返ってきたのは釈明や謝罪ではなく問いかけだった。 数時間前のロジャーとの対峙を思い出す。 あのとき自分は話し合うために人を集めてほしいと言ったが、仇かもしれない相手が眼前にいるこの状況、返す言葉は。 「いいえ。僕はどんな状況であなたがそのF91に乗ったのか知らない。 もしかしたら僕の仲間があなたに襲いかかって返り討ちにされたのかもしれないし、乗り捨てられていたF91をあなたが見つけた、あるいは本当に殺して奪ったのかもしれない。 だから、まずあなたの話を聞いて判断します。その上で、あなたが戦うと、争いの環を広げると言うのなら……」 「……どうする?」 「討ちます。戦いたくはありませんが、少なくとも僕の見ている前では、勝手な理由で誰かの命を奪うことは絶対に許しません」 思えばそう、平和を歌うラクスも戦うことのすべてを否定することはなかった。 想いだけでは成せないことがある。力がなければ、戦わなければ守れないものがある。 だからこそアスランはザフトに入って戦う力を得たのだろうし、自分も望んでストライクに乗ったのだから。 戦うことを躊躇わないのなら、あと必要な物は戦うに値する理由だ。ダイ、ナデシコと戦ったときはそれを誤った。もう二度と同じ轍を踏むわけにはいかない。 「アイビスの言うことを全て信じるわけにはいきませんが、だからといってすべて切り捨てることもできません。 だから、あなたの話を聞いて、それから判断します。あなたと戦うべきかどうかを。それが、僕の譲れない立場です」 言うべきことを言った。キラは警戒を解かず、アムロの返答を待つ。 「了解した、キラ。君の立場は俺に近いもののようだ。ならば俺も示そう、俺の立場を」 モニターの中のF91が動いた。攻撃かと思ったがそうではない。あれは――ー 『F91、コックピットを解放した。あのパイロット、正気か?』 トモロの声にもっともだと思った。警戒されている相手の前で、コックピットを開き生身を晒す。 自分も救助したラクスを引き渡すとき同じことをアスランの前でしたが、あれはアスランなら絶対に裏切らないという幼馴染だからこその信頼があったからだ。 少なくともキラは自分に今、この場で同じことができるとは思わなかった。 「君の仲間はジョナサン・グレーンという男だろう? この機体は彼の仲間から譲られたものだ。今は別行動だが、俺も間接的に彼の仲間と思ってくれていい」 コックピットから出て、ハッチに立つ相手。あの位置ではシートに戻るより確実にこちらの攻撃が早い。 言葉ではない。アムロという男の放つ『覚悟』そのものにキラは呑まれた。 「もう一度言う、俺は戦いに乗っていない。そして、ともに主催者に抗う者を探している。 キラ、君も俺達とともに戦ってほしい。君の気高い『覚悟』、信じるには十分だ。 君の力、想い。それは俺やそこのアイビスとなんら変わらないはずだ。俺を信じてくれないか?」 アムロはこちらを……ブリッジの操縦席にいる自分を認識しているかのように、目線を動かさない。 キラにも理解できていた。この人は戦いに乗っていないと。自分よりよほど強く、そして大人であると。 横に立つアイビスは何か言いたげにもじもじとしている。そういえば黙っててくれと無下に言ってしまったな、と少し後悔した。 「キラ、その……」 「ごめん、アイビス。僕にもわかったから。……トモロ、戦闘態勢を解除して。アムロさん、誘導します。着艦して下さい」 『了解。ジョナサン・グレーンよりよほどマシなやつが来てくれたな』 トモロの皮肉に苦笑する。確かにキラの中にも、どこか邪気のあるジョナサンよりもアムロの方が信頼できるという気持ちが芽生えつつあった。 「信じてくれたか。感謝する、キラ」 「いいえ、僕の方こそ疑ってしまって……」 「もう! ハラハラさせないでよ! あたしだけ除け者みたいだったし!」 「ご、ごめん……」 「いや、アイビス。この状況ではキラくらい慎重になった方がいい。結果的にお互いの立場もわかったしな」 「横で聞いてるだけのあたしは気が気じゃなかったよ! 両方から黙ってろって言われたし!」 「む……それはすまなかった」 「ごめん……」 F91が着艦する。不安やら怒りやらでよくわからない気持ちを吐き出し続ける少女をなだめ、ともに『ガンダム』と浅からぬ縁のある少年と男が出会った。 □ ここにきてようやく追い風が吹いてきた、アムロはそう思った。 戦艦Jアークのブリッジにて邂逅したアイビス、キラ。 懸案だった少女と、自らと同じ志を持つ少年。心強い仲間だ。力は集いつつある。 自己紹介と言うべきものは先程終わっている。一通り情報交換を済ませ、アムロはようやく人心地ついた。 思えばここに来てから気の休まったときはないように感じた。 何故か核ミサイルに乗ったシャアとの出会い、バリアを持つ赤い機体との戦い、アイビスとの出会い。 殺戮者の駆るライオン型のメカとの戦い。それを振り切ったかと思えば唐突に感じた核の光、宿敵の喪失。 廃墟の町で狙撃者と戦い、ニュータイプを知る少年ガロードと出会い。 このF91に乗り換えてすぐ戦った男、ガウルン。思えば奴を仕留め損なったのはまずい。いずれ決着をつけねば。 ……考えてみて。しかしよく生き残れたものだと逆に呆れる。どの戦いも、一手指し損なうだけで刻の涙を見る事態になっただろう。 だがやっと、勝ちの芽が出てきた。 己の力を最大限に出し切れるF91という機体。 新たな仲間キラ、彼の機体Jアークは強力なのが見てわかる。 アイビスもまた、迷いを吹っ切ったようだ。機体は変わっているが、彼女を守るという意志は前の機体と変わらないように思えた。 これで基地でブンドルと合流できれば、脱出は現実的なものとなる。できればカミーユとも合流したいが、今のところ手がかりはない。 彼がそう易々と死ぬとも思わないが、急ぐに越したことはないだろう。 「さて……大体話すべきことは話したな。俺は機体の整備をさせてもらうよ」 口いっぱいに菓子パンを頬張るアイビスと、それを笑いながら見ているキラに声をかけた。 「補給が済んだとはいえ、F91には随分無茶をさせた。ここらで一度しっかり手を入れておきたい。 ああ、その後Jアークの設備を借りてもいいか、トモロ。やっておきたいこともある」 やっておきたいこととはもちろん首輪の解析のことだが、これは口には出さなかった。 盗聴を警戒してのことでもあるが、何故持っているのかと聞かれると説明するのは心苦しいからだ。 「あ、じゃあ僕も手伝います。ガンダムの整備は元々やってたし、慣れてますから」 既にキラも自分やガロードと同じくガンダム乗りだったことは聞いている。 とはいえニュータイプを知らないことから、アムロともガロードとも違う世界のガンダムだという話になったが。 「いや、こう見えても俺は技術者でね。それに整備をやっていたといっても、パイロットがするのはハード面のことだろう? 深刻なのがOS周りなんだ。こればかりは専門でないと分からんさ」 「あ、それならやっぱり力になれると思います。プログラミングは得意ですから」 『それは私も保証しよう。コーディネイターなる種の特性かはわからないが、キラのプログラミング能力は一般人のレベルを超えている。 GGGに勤務していても遜色ないレベルだ』 とトモロが補足する。GGGなるものはよくわからないが、高性能であるのは疑いようもないAIが言うのだから間違いはないのだろう。 「ふむ……ならキラ、手伝ってくれ。F91にはどうも俺の世界の未来の技術が使われているようでな、正直なところ俺も完全に使いこなせるとは言えないんだ」 実際そんなに激しく変化しているわけではなかったが、ここからは聞かれるとまずい。話しつつもその手は取り出した紙に字を連ねていく。 『実は一つ首輪を入手している。死亡していた人物から拝借したものだが、君に解析を頼んでもいいか、キラ?』 紙を見せるとともに懐から首輪を取り出す。今だ血がこびりつくそれを出すのは抵抗があったが。 息を呑むアイビスとキラ、だが取り乱したりはしなかった。その程度には信用されているのだろう。 「わかりました。ただ、やっぱりアムロさんの世界のものですから、僕一人では……」 意図は理解してくれたようだ。首輪を受け取り、しっかりと頷くキラ。 「あ、あたしは何したらいいかな? プログラミングとかできないんだけど……!」 アイビスもただならぬ空気は察したのか、真剣な顔だ。とはいえ彼女には解析技能がない以上、取り立ててしてもらうこともない。 「そうだな……俺とキラが整備をしている間、警戒が疎かになるのも困る。ここで周辺の監視を頼む」 「うん、ついでにアイビスの機体も整備しておくからここはお願いするよ。 ……そうだ、それでももし退屈ならトモロ、Jアークの操縦方法をレクチャーしてあげてよ。 僕も戦艦の操縦なんて得意なわけじゃないから、他にできる人がいた方がいいし」 「わかった。よろしく、トモロ」 『了解した』 ブリッジを出て、キラと他愛もない話をしながら格納庫へと向かう。 本当に、風が吹いてきたようだ。戦力以上に解析のできるキラが仲間に入ったのは大きい。 ブンドルと合流するまで時間はある。少しでも首輪を解析するのは、主催者の手の内を知る大きな一歩となるだろう。 ――ーそうだ、ここから俺達は反撃する。いつまでも俺達がフラスコの中でおとなしくしていると思うなよ……! 心中で吠える。 シャアを殺した者、ガウルン、主催者。敵は多いが、それ以上に心強い仲間がいる。 きっと、俺達は勝利する。楽観かもしれないと思いつつ、アムロはその気持ちを抑えられなかった。 【アイビス・ダグラス 搭乗機体:ネリー・ブレン(ブレンパワード) パイロット状況:精神は持ち成した模様、手の甲に引掻き傷(たいしたことはない)、満腹 機体状況:ソードエクステンション装備。ブレンバー損壊。 EN100% 無数の微細な傷、装甲を損耗 現在位置:D-3 北部 第一行動方針:周辺の監視 第二行動方針:Jアークの操縦を覚える 最終行動方針:精一杯生き抜く 備考:長距離のバイタルジャンプは機体のEN残量が十分(全体量の約半分以上)な時しか使用できず、最高でも隣のエリアまでしか飛べません】 【キラ・ヤマト 搭乗機体:Jアーク(勇者王ガオガイガー) パイロット状態:健康、ジョナサンを心配(若干の申し訳ない気持ち) 機体状態:ジェイダーへの変形は可能? 各部に損傷多数、EN・弾薬共に100% 反応弾を所持。 現在位置:D-3 北部 第一行動方針:F91、ネリー・ブレンの整備及び首輪の解析 第二行動方針:出来るだけ多くの人を次の放送までにE-3に集める 第三行動方針:ナデシコ組と和解する 最終行動方針:ノイ=レジセイアの撃破、そして脱出】 備考:Jアークは補給ポイントでの補給不可、毎時当たり若干回復。】 【アムロ・レイ 搭乗機体:ガンダムF91( 機動戦士ガンダムF91) パイロット状況:健康、若干の疲労 機体状態:EN100% ビームランチャー消失 背面装甲部にダメージ 頭部バルカン砲・メガマシンキャノン残弾100% 現在位置:D-3 北部 第一行動方針:F91、ネリー・ブレンの整備及びJアークの設備を使い首輪の解析 第二行動方針:基地に向かい首輪の解析 第三行動方針:基地にてブンドルと合流 第四行動方針:協力者の探索(カミーユ優先) 第五行動方針:首輪解除のための施設、道具の発見 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考:ボールペン(赤、黒)を上着の胸ポケットに挿している ガウルンを危険人物として認識 首輪(エイジ)を一個所持】 【二日目 9 00】 BACK NEXT 判り合える心も 判り合えない心も 投下順 風と雷 追い詰められる、心 時系列順 判り合える心も 判り合えない心も BACK NEXT 疾風、そして白き流星のごとく アムロ 獣の時間 二つの依頼 キラ 獣の時間 Shape of my heart ―人が命懸けるモノ― アイビス 獣の時間
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